協会の理念

協会の理念

IMCI統合医療カンファレンス協会は、ジャングルカンファレンス(統合医療カンファレンス)を通じて医師・治療家のネットワークが形成され、日本の地域医療が治療家中心に実現することを目的としています。統合医療カンファレンスに参加することで、統合医療の考え方を共有しながら自らの代替医療を含む医療知識を増やし、より患者の視点に立った治療技術を磨くことができます。治療家のスキルアップと治療家が中心となる地域医療の実現がIMCIのミッションです。

1. 自然発生するジャングルカンファレンスを目指して

ジャングルカンファレンスは設立時点においては、一般的でないため、IMCI主催で行われるしかないかもしれません。しかし、本来あるべき姿は様々な地域で自然発生定期に行われ、治療家同士の知識共有と意見交換の場になるべきだと考えています。IMCIだけが実施するだけでは広がりがありません。IMCI主催のジャングルカンファレンスに参加された方々が自ら実施できるようになるまでフォローすることがIMCIの役割だと考えております。

2. 医の恩送り

ジャングルカンファレンスに参加するということは、自らの経験、知見を他の治療家に伝える、という行為に他なりません。これはお互いが真摯に症状に向き合い、医の知識を恩送りしていると言えるでしょう(恩送りとは古来日本にある考え方で、誰かから受けた恩は他の人、社会に返すという考え方です)。医の恩送りをジャングルカンファレンスは行っています。

3. 地域医療連携

日本においては、代替療法全般に対して、医師を含めた医療従事者との連携がまだまだ進んでいません。それは、代替医療に関して懐疑的な医師や医療従事者が多いという問題だけでなく、代替療法を行っている側も病院、医師との接し方に関して、分からない、接点・学ぶ場がない、知ろうとしない、といった問題が潜んでいると考えられます。しかし、高齢化する日本社会において、地域医療の実現は病院、クリニックと各種治療院との連携は不可欠と言えます。地域の健康、医療の実現のためにもジャングルカンファレンスを通じて地域医療の連携モデルを構築することがIMCIの目的です。